温室効果ガスの増加により気温が上昇し、そのため、海水の体積が膨張、南極及び北極の氷がとけて、海面が上昇することが予想されています。
海水の蒸発が増加し、それによる集中豪雨が起こるなど異常気象も予想されています。
また、温暖化が進むと冬季に降る雪が雨となり、降雪量が減少し、積雪によって守られてきた植生や春先の雪解け水を利用してた農業などに影響を与えると予測されています。
地域的な降水量の減少や海面上昇による河川からの取水障害などによって水利用が困難になることも考えられます。
現在でも世界人口の3分の1にあたる17億人が潜在的に水不足となる可能性がある国に住んでいるとされていますが、2025年には、この数が人口増加や取水の増加により50億人に増え、さらに温暖化により水不足が一層深刻化するという予測もあります。
また、気温上昇はマラリアなどの感染症の増加につながるものと見られています。
急激な気温上昇は、多くの人間や生物が今まで住んでいた場所に住めなくなってしまう、という現象を次々と作ってしまうのです。
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