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地球はこれまで、寒冷な長い期間(氷期)と温暖な短い期間(間氷期)を繰り返してきました。現在は間氷期にあたり、温暖な時期が1万年ほど続いています。
それでは、現在の温暖化現象も、過去の地球の気候変動と同じものとして扱うことができるのでしょうか。
IPCCの報告書では、以下のように記述されています。
「過去100万年で最大の温度変化は、氷期と間氷期の間の4〜7℃の平均気温の変化であるが、これは約5000年をかけての穏やかな過程であった。したがって、現在の地球の気候変動の程度が、過去の変動と比べてはるかに急激で異常であることは明らかである。」
過去の気温変化が5000年かけて7℃(100年あたり0.14℃)であったのに対し、最近100年間の気温上昇は0.74℃、今後100年ではさらなる気温上昇が生じることが予測されています。
現在の温暖化は、これまで人類が経験したことのないほど、急激な温度上昇を引き起こす可能性があるのです。
「非常に短期間でしかも急激である」ということが最大のポイントです。
(「STOP THE 温暖化2008・環境省」より) |
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